城です。
先週の水曜日に北千住の丸井の書店に行った時のエピソード話はもう、すでに2回ブログに載せましたが、
ちょっと本屋に行っただけで、実り多いことに、もう一つ、伝えたい事が残ってました !!
それはね、今度は純粋に、書店で見つけた本の話です。
皆さんもご存知かもしれません。
「はげまして、はげまされて」
93歳のおじいちゃんが、昭和30年から56年間書き続けた絵日記です。
絵日記といっても、かつてマンガ家にあこがれたおじいちゃんの絵なので、
新聞に載る風刺漫画、四コマ漫画のような雰囲気で、津軽弁のままのことばが書きこんであります。
3番目にして生まれた長男が3歳のころからの、家族の様子から始まっています。
昭和30年から今現在までですよ(まだ現役で頑張ってますから、そのおじいちゃん)。
街頭テレビや相撲で遊ぶ場面、ソリでリンゴ箱を運ぶ場面などは、ある意味、昭和史でもあります。
始めの頃は3歳の男の子のやんちゃぶりの可愛らしさが、手に取るように伝わり、
家族で都会に買い物に出て、デパートの屋上で子どもを乗り物で遊ばせ、食堂でラーメンを食べる、
それが一大イベントとしてすっごく幸せそうな笑顔が描いてあるのが、見ているこっちまで嬉しくなります。
それが、子どもがだんだん成長して学校を卒業し、娘は嫁に行き、息子は東京へ。
その後夫婦二人で過ごしている様子から、次に孫がそれぞれ生まれ、里帰りなのでてんやわんやのにぎやかさ、
そして、奥さんの突然の死、長女の死、一人で暮らす今現在まで。
そんな人生の出来事を、誰に見せることも考えずに、自分の気持ちをつづっている絵日記なのです。
今年TVのナニコレ珍百景という番組で紹介されたのをきっかけに、本になったそうです。
ノート2200冊あまりのうちの、ほんの一部なので、もっともっと見たいなぁと思います。
全体的にホンワカする 内容なのですが、
初孫がおばあちゃんへ送った弔辞と、亡くなった奥さんへのおじいちゃんの手紙も載っていて、
短いものなのですが、それを読んだときは、感動して泣けてしまいました 。
これおもしろいよ、って、さっそく母にも読ませようと思いました。
平凡な一生、だけど、いい人生。
人生って、こんなものなんだなぁって、教わる1冊でした。
上の写真はNホームのSさん が提供してくれました。 いいなぁ、この感じ。
私が付けた 題 「♪ あぁ~♪ 川の流れのように~♪ 」