ゴマすり上手

城です。

だいたいいつもの事ですが、会社から車で家にたどり着く手前、家のすぐそばまで来たので、

スピードを落としウィンカーをカチカチさせたところで、

チビがよその家の生垣から、ひょこっと顔を出し、道路をトットットットットと駆け寄ってきます。

私の車の音がわかるのか、匂いがするのか…?

そして私が車を停める場所のちょっと脇に座り、 私が降りるのを待ちます。

車から降り立つと、ほらこの通り、

足元でゴロン、ゴロン、ゴロン。

犬みたい。

駐車したタイヤの下から顔をだして、地面が汚いのもお構いなし、

ひっくり返ってお腹を出し、

体を地面にこすり付けて、ゴロンゴロン周り始めます。 

人の顔を覗きながらゴロンゴロン…

私が止めた車の横で転がってると、

はたから見れば、私の車にひかれて苦しんでいるみたいに見える…。

どうも、私が帰ってきた喜びを、体で表しているらしいのですが、

車を停める前から、本当にキワまで近づくから、

毎回毎回冷や冷や、アブナイアブナイ。

 

「いつもより、たくさん廻ってま~す。」

「チビ、わかった、わかった、もう、汚いからやめてよ。」

そして、私がドアを開けると一緒に家に入り、

そのまま土足(?)で、特に洗うことも拭くことも無く、過ごします。

すごい心の広い家でしょ。

(テーブルの上や台の上とかには絶対乗せません。マイサンのベッドの中には入りますけど…)

毎日のお勤め(パトロール、ゴマすり、もしくは愛想をふりまく)を済ませ、

やれやれとくつろぐチビ。

チビ、あんた幸せものだよ。

都会の猫は、なかなかこんな気ままで自由な暮らし、できないよ。

 

この喜びの転がりは、隊長の車が帰ってきたときもやります。(隊長の名誉のため、念のため)

「俺のときの方が、もっと廻る。」と言ってます。