城です。
アラフィフの私ですので、私の友人たちもやはりそれくらいの年齢が多いです。
するとそのご主人も、それくらいのお歳 もしくは少し年上のアラカン。
60歳に近い方が多いわけです。
サラリーマンのご主人が60歳になるということは、避けては通れない大きな関門がまっています。
定年です。
本人のご主人も奥様たちも、会社の定年が来ること その後の生活に不安が大きいようです。
企業の一員となって働くということは、働いて会社を守っているということもあるけど、会社が自分を守っている、という部分も大きかったと思います。
大企業は、大きな船のようなもの。
大船に乗り込み、大海を航海するのが 会社員です。
もちろん 大海原を航海するには嵐や大雨 氷河 大きな苦労が次々とあるはずで、
それらをかわしながら船を安全に進めるには、
船長が決めた航路でも、乗組員一同が力を合わせて、時には身を犠牲にしてでも乗り切らなければいけない。
船内では争いをおこして船から落ちてしまった人たちもいたはずだし、航海の安全のためにと下船させられる人も。
争いに負けて船底の暗いところで地味な仕事に甘んじている人もいれば、戦いに勝って一番上の操舵室にいる人も。
立派な船だと思って安心していたのに、突然沈没してしまった船や海賊に狙われて乗っ取られた船もあったはず。
そんな船の中でのいろんな戦いに勝ち残り、
無事に航海ができるように努力してきたのに、
60歳を過ぎたその日に、その船を降りなければいけないのは、
ぽつん と海に放り出されるような感覚なのでしょうか。
でも、大企業や公務員であれば、その後の年金などもあるし、
大きな船の船尾につながれている、小さい船に乗り換えさせられた、って感覚なのかしら…?
どちらにしても、今までとは全く違う環境で とっても不安そうです。
でも、私にしてみれば今まで大船に何十年も乗り続けてこれただけでも、まだ大船とつながっていられるだけでも、幸せだってものよ。と思ったりします。
私などは、なんとか沈没を免れようともがきながら、ゆらゆら揺れる小舟なものですから。
航海っていっても、少ない人数 小さな規模 東京湾あたりの航海がせいぜいで、大海原にもでれないかもしれませんが。
自分の舵が間違ってしまったら、あっという間に沈没だ~!! って、そんな気持ちでずっと 風圧うけながら航海を続けておりますから。
でも、舵は自分できれるし、誰にも船を降りなさいとは言われないし、自分の力次第で いつまでも乗り続けられるのです。
ですから、大船から降りる皆さんに私は言いたい。
まだまだ海にはいろんな船があるのですよ~!!
今度は自分にあった航海ができるように 小さい船でもボロイ船でも、何艘か掛け持ちでも、八艘跳びでも、何でもいいです。
自分で舵を取って どんどん冒険の旅にでましょう。