ドラマティックな不動産屋?

城です。

今日もベテラン新入社員、成川の当社への感想話しです。

当社へ入社して1ヵ月とちょっとの成川が、当社に対して今までの会社や仕事ではあまりないことで驚いたことのひとつが、以前紹介しました、靴を脱ぐことが多い、ということ。(前回のを読んでね)

それ以外にもいろいろ感想を言っていますが、

良く言うのが、「この会社には、いろんなドラマがありますね。ドラマ多いですね。」

とのお言葉。

 

どういう事かと言えば 

例えば一人の大家さんAさんがいたとして、Aさんが大家さんとして当社とご縁を結ぶまでには、こういったいきさつがあったのよ、とか

お客様のBさんが土地を売るにあたっては、こんなことがあって当社に来てくれたの、とか

Dさんのお宅は、お父様のご縁から始まって、その娘さんお二人もその後仕事をさせてもらっていて…、とか、

何気なくお茶を飲みに来たり雑談しているEさんは、実はこういうことでこういうお仕事に、…とか、

何か説明、紹介しようとすると、それに付随する経緯を説明して話が長くなるのです。

不動産を買う時売る時貸す時借りる時、それは人生の一大事。一大事にはそれなりの理由、ドラマがあるのです。

 

説明しながら自分で気が付いたのですが、買ってくれた方、売ってくれた方が次にまた、当社へ来てくれる。

買ってくれた方が、今度はそれを、または別件で大家さんとなってご縁をいただく、

お父さんの世代で仕事をいただいた後、今度はお子さん世代ともご縁がある、

貸地を借りている人は、以前家を買ってくれた人、駐車場代を払いに来てくれているBさんは、以前土地を売らせてもらった人……

など、ご縁のつながりが切れないでいろんな形でつながり続けていることが多いということです。

ありがたいことですが、成川さんがその話を聞くと、ええとどの人がどの家でどの貸地を…?、と頭の中をグルグルしてしまうようです。

 

 

この会社には、「いろんなドラマがある」、と言いますが、

ドラマは誰の人生にもあるもの。

電車やバスに乗り合わせた人たちがいたとして、黙っていれば何事も無くそれぞれ自宅へ、職場へ、学校へと、消えていくわけですが、

もし、一人づつ自分の人生を3分だけでも話したら、ものすごい人生ドラマが人の数だけ存在していることがわかると思います。

 

一言で不動産業というと、大変アバウトですが、1日に何個も何十個も一瞬にして売り買いをする小売り業とは違って、

やはり人が住む、暮らす、財産、資産を扱う仕事は、

人様の人生の深いところまでかかわってしまう仕事だと思います。

でも都心の不動産屋は、いろんな町のいろんな物件や人とかかわり、担当が違えば全く無関係になるし、

建売やさんは新築を買う人だけに係わりその後は、よっぽど不良の家でもなければ、そうそうメンテナンスも無く、

その後お客様がその家でどう暮らしたかなど知る由もない。

賃貸専門の客付業者も、一旦入居されたお客様とは、あまりかかわりがないし。

不動産業者間の取引だけを仲介している、収益物件だけを扱っている、なんていう不動産屋も。

 

ですから、うちみたいに同じ地域で、賃貸も売買も駐車場も事業用も居住も、30年以上やっていると、

この地域の方々とのお付き合いが、自然と多く、深く、なっているのだと思います。

 

だから、梅津不動産にはいろんな人生ドラマが、これからも渦巻くはずですよ、成川さん。